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在留特別許可とはどんな許可ですか?また、どんな時に出される許可ですか?

こんにちは
行政書士の蛯原です。

入管法第50条に規定する在留特別許可とは
法務大臣の裁量的な処分です。

許否判断に当たっては,個々の事案ごとに,
在留を希望する理由,家族状況,生活状況,
素行,内外の諸情勢その他諸般の事情で判断
します。

またそれに加えてその外国人に対する人道的
な配慮の必要性と他の不法滞在者に及ぼす影
響とを含めて総合的に判断しています。

例えば、日本の不法に残留している外国人は
本来は外国人が日本に在留するには入管法に
定める条件に合致しなければ在留できません
ので在留は認められません。

しかし、このような外国人でも法務大臣の裁
量で特例的に在留を認めるのがこの在留特別
許可です。

外国人は人道的な見地から在留特別許可を主
張できますが、法的に請求できる権利がある
わけではありません。

あくまで法務大臣が個別事案について政治的
そして政策的判断によって、在留特別許可を
与えるか否かを決定します。

法務省入国管理局が出している在留特別許可
に係るガイドラインを掲載しますので参考し
て頂ければと思います。

《在留特別許可に係るガイドライン》

平成18年10月、平成21年7月改訂
法務省入国管理局

第1
在留特別許可に係る基本的な考え方及び許否判断に係る考慮事項
在留特別許可の許否の判断に当たっては,個々の事案ごとに,在
留を希望する理由,家族状況,素行,内外の諸情勢,人道的な配
慮の必要性,更には我が国における不法滞在者に与える影響等,
諸般の事情を総合的に勘案して行うこととしており,その際,考
慮する事項は次のとおりである。

積極要素

積極要素については,入管法第50条第1項第1号から第3号
(注参照)に掲げる事由のほか,次のとおりとする。

1 特に考慮する積極要素
(1)当該外国人が,日本人の子又は特別永住者の子であること

(2)当該外国人が,日本人又は特別永住者との間に出生した実子
(嫡出子又は父から認知を受けた非嫡出子)を扶養している場合で
あって,次のいずれにも該当すること
ア当該実子が未成年かつ未婚であること
イ当該外国人が当該実子の親権を現に有していること
ウ当該外国人が当該実子を現に本邦において相当期間同居の上,監護及び養
育していること

(3)当該外国人が,日本人又は特別永住者と婚姻が法的に成立している場合
(退去強制を免れるために,婚姻を仮装し,又は形式的な婚姻届を提出した場
合を除く。)であって,次のいずれにも該当すること
ア夫婦として相当期間共同生活をし,相互に協力して扶助していること
イ夫婦の間に子がいるなど,婚姻が安定かつ成熟していること

(4)当該外国人が,本邦の初等・中等教育機関(母国語による教育を行って
いる教育機関を除く。)に在学し相当期間本邦に在住している実子と同居し
,当該実子を監護及び養育していること

(5)当該外国人が,難病等により本邦での治療を必要としていること,又は
このような治療を要する親族を看護することが必要と認められる者であること

2 その他の積極要素

(1)当該外国人が,不法滞在者であることを申告するため,自ら地方入国管
理官署に出頭したこと

(2)当該外国人が,別表第二に掲げる在留資格(注参照)で在留している者
と婚姻が法的に成立している場合であって,前記1の(3)のア及びイに該当
すること

(3)当該外国人が,別表第二に掲げる在留資格で在留している実子(嫡出子
又は父から認知を受けた非嫡出子)を扶養している場合であって,前記1の(2)
のアないしウのいずれにも該当すること

(4)当該外国人が,別表第二に掲げる在留資格で在留している者の扶養を受
けている未成年・未婚の実子であること

(5)当該外国人が,本邦での滞在期間が長期間に及び,本邦への定着性が認
められること

(6)その他人道的配慮を必要とするなど特別な事情があること

消極要素

消極要素については,次のとおりである。

1 特に考慮する消極要素
(1)重大犯罪等により刑に処せられたことがあること
<例>
・凶悪・重大犯罪により実刑に処せられたことがあること
・違法薬物及びけん銃等,いわゆる社会悪物品の密輸入・売買により刑
に処せられたことがあること

(2)出入国管理行政の根幹にかかわる違反又は反社会性の高い違反をして
いること
<例>
・不法就労助長罪,集団密航に係る罪,旅券等の不正受交付等の罪など
により刑に処せられたことがあること
・不法・偽装滞在の助長に関する罪により刑に処せられたことがあるこ

・自ら売春を行い,あるいは他人に売春を行わせる等,本邦の社会秩序
を著しく乱す行為を行ったことがあること
・人身取引等,人権を著しく侵害する行為を行ったことがあること

2 その他の消極要素
(1)船舶による密航,若しくは偽造旅券等又は在留資格を偽装して不
正に入国したこと
(2)過去に退去強制手続を受けたことがあること
(3)その他の刑罰法令違反又はこれに準ずる素行不良が認められること
(4)その他在留状況に問題があること
<例>
・犯罪組織の構成員であること

第2 在留特別許可の許否判断

在留特別許可の許否判断は,上記の積極要素及び消極要素として掲げて
いる各事項について,それぞれ個別に評価し,考慮すべき程度を勘案し
た上,積極要素として考慮すべき事情が明らかに消極要素として考慮す
べき事情を上回る場合には,在留特別許可の方向で検討することとなる。
したがって,単に,積極要素が一つ存在するからといって在留特別許可
の方向で検討されるというものではなく,また,逆に,消極要素が一つ
存在するから一切在留特別許可が検討されないというものでもない。

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それでは失礼いたします。

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